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テレビや雑誌で、「しし座のあなたの運勢は○○」といって紹介される「星占い」は、生まれたときの太陽の位置がどの星座にあるか?という部分だけをピックアップして運勢を見ているため、とても単純化されています。
本来の西洋占星術は古代バビロニアを起源とされ、いわゆる「星占い」とは異なり、出生年月日、出生時間、出生地などを元に一人ひとりのホロスコープ(生まれたときの星と星座の位置を現した図)を作成して占います。
太陽以外に、金星や木星といった惑星や、月を象徴として使い、それぞれの位置関係から詳細に分析し占うため、大変的中率の高いものです。実際に存在する夜空の星々を使い、心のありようや、これからの事など様々な相談に適応できるのが特徴の占いです。
タロット占いは大変人気のある占いで、テレビなどでも取り上げられるため、その神秘的な絵柄を目にした方も多いでしょう。タロットカードは「大アルカナ」と呼ばれる22枚と、「小アルカナ」と呼ばれる56枚を合わせた計78枚のカードがあります。それぞれのカードに描かれた意味から占いの結果を導き出します。
カードの意味は正位置(上下の向きが正しい状態)と逆位置(上下逆さまの状態)で異なり、そのカードに描かれた象徴や意味の解釈の仕方は、占い師それぞれのインスピレーションやイマジネーションによって異なってくるため、結果や的中率も大きく変わることもあります。相手の気持ち、これからの未来に起こる事柄などの鑑定に適しています。
四柱推命は中国で生まれた占術のひとつで、日本には江戸時代に伝わったとされます。
四柱推命の元となる中国の「陰陽五行説」は2000年以上も昔に確立されたと言われる歴史のある占いで、日本でも高い知名度を誇ります。
生まれた年・月・日・時を四本の柱を五行(木・火・土・金・水に象徴される宇宙を構成するの五つの要素)で読み解き、そこから導き出される星の組み合わせで運命を推測します。高い的中率を誇る四柱推命は、その人の持つ特性や性格、運勢の良い時期悪い時期や、男女の相性を鑑定するのにも大変適していると言われています。
九星気学は人が誕生のとき初めて大気に触れた気をベースに占う学問で、生年月日を使って性格、運勢から開運まで幅広く占います。目に見えない気のエネルギーを一白水星、ニ黒土星、三碧木星、四緑木星・・・などの九つの星に分け、その星の循環によって吉凶を決めることが気学の特徴です。
日本では、江戸幕府が九星術に基づいて政治を行っていたとも言われ、現代でも有力者が利用していると噂されています。
一生の運や相手との相性占いだけでなく、毎日・毎月・毎年の運勢を占うことができるほか、引っ越しや旅行の方位の吉凶を占うことができるため、自分にとって良い方角(吉方位)に向かって旅行・散歩・引越しなどをすることで、積極的に運気を上げる「方位取り」は開運術として大変人気があります。
名前が他人に与える印象がとても大きいことは私達が普段から感じていることです。名前からその人の性格や人生全般の運勢、恋愛傾向、結婚運・家庭運、適職などを占うことができます。裏を返せば名前を変えることで、様々な運勢をかえることができるので、ペンネームや、赤ちゃんの名づけなどの開運にも利用しやすいです。
姓名の字の画数を天格・人格・地格・外格・総格などの5つの格数として割り出し、解釈していきます。姓名判断には様々な流派があり、画数は旧字体・新字体のなど流派により違いがあり、画数以外にも、音韻や漢字自体の意味を重視したり、五行や易などを用いて総合的に判断する流派もあります。
手相は昔から非常に人気のある占いです。生命線・結婚線など手のひらに描かれた線の他に、手の形、丘と呼ばれる手のひらの膨らみ、爪の形などからも占います。
手相占いには多くの流派があり、流派により解釈や意味の捉え方は様々で、西洋手相術が人気がありますが、昔ながらの東洋手相術も脈々と続いています。その人の元々持っている気質や才能、健康、進路や結婚などの転機となる時期を占うのに適しています。
街角で細い筮竹(ぜいちく)と呼ばれる竹の棒を使って占っている姿を、テレビなどで観たことある方もいらっしゃるのではないでしょうか?あれが周易です。筮竹を使って「卦」を出し、その「卦」を解き明かすことで占います。
易学は古代中国の殷の時代に発祥したといわれ、最古の占いとも言われています。
儒教の聖典として学び継がれてきた易経を元に、長い年月をかけて発展してきた占いで、西洋でも心理学者のユングが研究したことでも有名です。
実際の鑑定は、実生活に即した日々の細かな問題から深刻な悩みまで、周易は広範囲な活用が可能で、占いたいポイントを絞って占い師に伝えることで、確かな答えを出してくれます。
断易(五行易)は、約2300年以上の春秋戦国時代に始められたという中国の占術で、後漢に発展したため周易(しゅうえき)に対して漢易と呼ばれる場合があります。従来の易に十干・十二支を当てはめ陰陽五行論を融合した占術で、コインやサイコロなどを使って卦を出して占います。
ロジカルな占いなので、「試験に合格するか?」「彼と結婚したいがうまくいくか?」などハッキリと吉か凶か出したい時や、「店をオープンするにはいつが良いか?」といった具体的な時期を出したい時には非常に効果の高い占術です。
算命学は算命占星術とも呼ばれ、中国発祥の干支暦をもとに、生年月日の十干と十二支を組み合わせて運命を占う占術です。
人間は自然が産み出したものであり、自然の法則がその人の運勢に大きな影響を与えるという考えを元に、自然・宇宙の法則を基準としています。
干支を使うため四柱推命とも似ていますが、生まれた時間が分からなくても運命を詳細に読み取れるのが特徴です。70年代後半にブームになった「天中殺」を重視し、深い世界観にもとづいたアドバイスは人生相談に力を発揮します。
紫微斗数は、中国宋代に創始された占いで、生年月日と出生時間をもとに作り出される宿命や運命を表す「命盤」は西洋占星術のホロスコープに似ているため、東洋の占星術と呼ばれています。
中国や台湾では人気のある占いで、特に台湾では現在、断トツの人気を誇っています。
月の運行を元にした暦を使って占い、私的なこと、個人の運命を細かく判断出来るのが特徴で、細かい心理描写も出来、モテ期や相性などの割り出しも比較的わかりやすいため、恋愛・結婚相談などにも大きな力を発揮します。
宿曜占星術は、東洋の占星術と言われる占いで、平安時代に留学した僧によって日本にもたらされたと言われています。一時期話題になった、安倍晴明などの陰陽師達の使う「陰陽道」とともに、宿曜占星術は「宿曜道」として、当時の政治にも強い影響力を誇っていたと言われます。
インド占星術が元になっているとも言われ、月の運行を中心とし、月の運行が27.3日で一周することから、27の宿で(もしくは28宿)で占います。
特に相性占いを得意とするとされ、その人の性格や今後の運命、吉凶となる日などが判断できます。
ピタゴラス数秘術やカバラ数秘術と呼ばれる流派が有名で、個人の性格診断や大きな人生の流れを読み取ることに関しては抜群の実力を発揮します。ビジネス界でも信奉者が多く、ユダヤの大富豪ジョージ・ソロスもこの数秘術を活用していたとも言われています。
元々はユダヤ民族や一部の人々の間で口伝として語り継がれていた秘儀が1970年代くらいから一般に公開され爆発的人気を呼んだ占いです。生年月日を数字に置き換え導きだされた「誕生数」はパーソナリティを詳細に見れるだけでなく、相性、適職、運勢なども占うことができます。また、ローマ字を数字に置き換えた「姓名数」は結婚などで苗字が変わるときやペンネームや芸名を考える時にも大変適しています。
人相は一般的に顔の相を判断する占いで、日本では室町時代に始まったとされ、江戸時代中期より多くの大衆に広まったとされています。
顔のつくりや形、表情から、その人の性格や人生全般の運勢を占うことができます。それだけではなく、気色と呼ばれる顔に現れる色などで吉凶などの運勢を判断したり、画相と呼ばれる顔に微細に表された色合いから人間関係を読み取れる達人もいます。近年では、化粧を使った開運法なども人気があります。
風水は、古代中国の思想で、国家などの都市を決める時や、お墓や個人の住居などの位置の吉凶を判断し、気の流れを物の位置で制御する思想です。
日本においても、藤原京、平城京、平安京、江戸などの都市設計と風水の深い関わりが指摘されているだけでなく、住居のトイレや玄関の位置に至るまで広く普及しています。
風水は運命論ではなく、環境に良い気の流れを取り入れるために様々な工夫をこらすもので、恋愛運、財運、仕事運、健康運など様々な運気に吉凶の方位や色が存在し、それらの条件を組み合わせていくことで開運することができるのです。
実際の鑑定では、生年月日や家が立った年などの要素を使うこともあります。
人は眠りにつくと、その日に経験した出来事などの記憶を再合成します。日常を送る中で溜め込んだ感情、潜在意識に刻み込まれたイメージが、夢という形で思わぬメッセージをあなたに投げかけているかもしれません。
夢占いの原点を辿ると精神医学者フロイトが挙げられます。その著書「夢診断」の中でフロイトは夢に登場したシンボルの解釈について触れています。
夢占いではシンボルを解釈することで現在の心理状態や未来に起こる出来事などを予測、判断します。
そのため夢占いは、他の占いとは少し異なり、心理学的要素やカウンセリング的要素が強くなります。
インド占星術は、宿曜占星術の元になる月のナクシャトラを使ったインド土着の占星術にギリシア由来の西洋占星術が融合し、現在の形になったといわれています。
西洋占星術と同様実際の天体を使って占いますが、太陽よりも月を重視し、月の位置から細かい性格や運勢の時期を割り出すため、出生時間が解ると大変詳細な運命が解ります。未来予測に優れるなど、実用性が高いことから、欧米などでは、近年、インド占星術に対する評価は高まってきていて、西洋占星術の技法の一部を残しつつインド占星術に乗り換えてしまった占星術師がいるくらいです。
輪廻転生の思想に基づく占いで、カルマと呼ばれる前世の行いが現世の私たちの幸・不幸をもたらしていると考えられているため、人生に与えられたテーマや、幸・不幸、成功・失敗といった運勢の詳細の判断に優れます。
ルーン占いの「RUNE」とは、古代ゴート語で「神秘、秘密、謎、秘事、囁き」などを表していて、北欧のシャーマンたちが、呪術などの秘儀や占いの道具としてルーン文字を使っていたと言われています。
実際に文字としても使われていましたが、シンボルとして、自然の法則、宇宙や神など、人智を超えた意志と力を表す象徴としてルーン文字を用いていました。人間と自然界とを結びつけるツールとして利用されています。
今、自分に何が必要か?ルーンが貴方と宇宙をつなぐアドバイスを与えてくれるでしょう。